なるはやで対処しよう「うつ病を改善するために」

ドクター

治療が大事

カウンセリング

薬物療法

うつ病は生涯にかかる確率が30〜40%と大変高く、決して他人事ではない精神疾患です。また、うつ病を治療せずにそのままにしておくと最悪の場合、自殺等につながる危険性もありますが早期に治療を開始すれば予後も大変良くなります。そのうつ病の主な治療法としては、薬物療法があります。薬物療法は、具体的には抗うつ薬の服薬の継続にあります。うつ病は脳内の伝達物質であるセロトニンが不足することで発症します。セロトニンは快物質と呼ばれ、気分を高揚させたり、痛みを和らげる作用も持ちます。そのため、セロトニンが不足すると気分の落ち込みだけでなく、身体的な苦痛も強まります。抗うつ薬は脳内で不足したセロトニンを増やす作用があり、有効とされています。うつ病には体質的に慢性的にセロトニンが不足している人もいますが、ストレス等で一時的に不足している人もおり、抗うつ薬はその両方のタイプの人に効くものとされています。それゆえ、うつ病の治療には基本的に抗うつ薬の服用が欠かせないものとなっています。

心理社会的療法

心理社会的療法とは薬物療法以外の専門家による治療法で、カウンセリング等の心理療法や精神科デイケアのプログラム等がこれに含まれます。心理療法の中では認知行動療法が特にうつ病に効果があるものとして注目されています。この認知行動療法というのはネガティブな捉え方を、肯定的なものに修正するという方法で、それによりうつ病そのものの治療につながる他、再発防止にもつながります。認知行動療法を受けたい場合は、認知行動療法の知識を持った臨床心理士に会う必要がありますが、その際にはお近くの精神科病院やクリニックにそうした臨床心理士がいるか事前に確認すると良いでしょう。この他、精神科デイケアのプログラムの中で、対人コミュニケーション力を向上させるソーシャル・スキルス・トレーニングといったプログラムを受けることができる他、グループカウンセリング等、集団で悩みや問題解決に向けての話し合うプログラムもあり、治療の一環としてこれらのプログラムに参加してみるのも良いかもしれません。